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「松井証券って名前は知っているけど、自分に合うのかよく分からない」
証券会社を比較していると、松井証券の名前を目にすることは多いものです。ただ、「老舗の証券会社」というイメージがある一方で、実際に自分の使い方に合っているかどうかは、公式サイトを読むだけでは判断しづらいものです。
この記事では、松井証券の特徴・メリット・デメリットを公式情報にもとづいて整理し、「自分は松井証券に向いているのか」を判断できる材料をまとめます。あわせて、口座開設の方法と、開設後に確認しておきたいことも紹介します。
「そもそも新NISAって始めるべき?」と迷っている方へ
松井証券の詳細に入る前に、そもそも新NISAを始めるかどうか自体で迷っている場合は、まずこちらの記事を読んでみてください。
松井証券とはどんな証券会社か
松井証券は、松井証券株式会社が運営する証券会社です。国内株式(現物・信用取引)・米国株式・投資信託・FX・先物オプションなど幅広い商品を取り扱い、新NISA口座・iDeCoにも対応しています。
DMM株との違いも押さえておくと判断しやすくなります。他社比較の記事(DMM株と松井証券、何が違う?初心者向け比較)でも整理していますが、松井証券最大の特徴は投資信託を取り扱っていることです。個別株の売買だけでなく、投資信託を使った積立投資を新NISA口座内で行いたい場合、松井証券は選択肢に入ります。
新NISAへの対応:松井証券は新NISA口座に対応しており、公式サイトでは「NISA(つみたて投資枠/成長投資枠)」という表記でNISA口座を案内しています。総合口座とNISA口座は同時に申込みが可能です。
まだ証券会社を選ぶ段階ではなく、新NISAを始めるかどうか自体で迷っている方は、「新NISAは今からでも遅くない?」の記事で、まず制度を使うかどうかの考え方から整理できます。
松井証券のメリット
松井証券には、次のようなメリットがあります。
- NISA口座の売買手数料が無料:公式サイトには「NISAでの日本株、米国株、投資信託はすべて売買手数料が無料」と明記されています。投資信託の購入時手数料も無料です。
- 投資信託を100円から積立できる:公式サイトには「100円から少しずつ積立投資することができます」と記載があり、積立の頻度も毎月・毎週・毎日から選べます。まとまった資金がなくても投資信託の積立を始めやすい設計です。
- 通常口座も1日50万円までの取引なら手数料無料(25歳以下はさらに優遇):現物株式(国内株式)の手数料は「ボックスレート制」で、1日の約定代金合計が50万円までであれば0円です。さらに25歳以下(26歳になる月の最終営業日まで)は、約定代金にかかわらずこの手数料が無料になります。
- ロボアドバイザー「投信工房」を無料で利用できる:8つの質問に答えるだけでポートフォリオ(資産の組み合わせ)を提案してくれるロボアドバイザー「投信工房」を、利用料0円・投資信託の購入時手数料0円で使えます。提案されるモデルポートフォリオには最大年率0.13%(税込0.15%)の信託報酬等がかかりますが、これは投資信託そのものに発生する一般的なコストで、投信工房を使うこと自体への追加費用ではありません。銘柄選びに自信がない人へのサポートとして用意されています。
- サポート評価が高い:外部機関(HDI-Japan)の格付けで「15年連続 最高評価『三つ星』を獲得」と公式サイトに記載されています。
松井証券のデメリット・注意点
メリットだけでなく、申し込む前に確認しておきたい注意点もあります。
なお、松井証券で取り扱う株式・投資信託などの金融商品は、価格の変動によって元本割れする可能性があります。NISAを利用した場合も、投資した金額そのものが保証されるわけではありません。手数料やサービス内容だけでなく、こうした投資のリスクも理解したうえで、自分に合うかを判断することが大切です。
- 26歳以上は、1日の取引金額が50万円を超えると段階制の手数料がかかる:25歳以下(26歳になる月の最終営業日まで)は約定代金にかかわらずボックスレート手数料が無料ですが、26歳以上の場合、1日の約定代金合計が50万円を超えると、100万円まで1,000円(税込1,100円)、200万円まで2,000円(税込2,200円)というように段階的に手数料が上がっていきます。1日の取引金額が大きい場合は、この手数料体系が自分の取引スタイルに合っているか確認しておくとよいでしょう。
- 米国株の手数料は比率制:米国株の手数料は「約定代金×0.45%(税込0.495%)」で、最低0米ドル・上限20米ドル(税込22米ドル)です。手数料体系は証券会社によって異なり、また改定されることもあるため、米国株を中心に考えている場合は、申し込む前に各社の最新の公式手数料を確認することをおすすめします。
松井証券が向いている人
ここまでの内容を踏まえると、松井証券は以下のような人に向いています。
- 新NISAのつみたて投資枠を使って、投資信託での積立をしたい人
- 100円という少額から投資信託の積立を試してみたい人
- どの投資信託を選べばよいか自信がなく、ロボアドバイザーによる提案を受けたい人
- 個別株(国内株式・米国株式)と投資信託の両方を、1つの口座でまとめて取引したい人
- サポート体制の評価を重視したい人
松井証券が向いていない人・他社比較も検討した方がよい人
反対に、以下のような場合は、松井証券以外の選択肢もあわせて検討することをおすすめします。
- 26歳以上で、1日の取引金額が50万円を超えることが多く、段階制の手数料が負担になりそうな人
- 投資信託は使わず、個別株の売買だけをシンプルな操作画面で行いたい人
これらに当てはまる場合は、DMM株と松井証券、何が違う?初心者向け比較で他社との違いも確認したうえで、自分に合う証券会社を選ぶことをおすすめします。
松井証券が自分に合うか、もう少し詳しく確認する
ここまでの特徴・メリット・注意点を踏まえて、松井証券が自分に向いていると感じた方は、公式サイトで最新のNISA対応状況や手数料を確認してみてください。
松井証券の口座開設方法
松井証券が向いていそうだと感じた場合、実際の口座開設は次の3ステップで進みます。
- 口座開設申込フォームに必要事項を入力する:公式サイトでは「かんたん5分で完了」と案内されています。最新の氏名・住所が記載されたマイナンバー確認書類と、別途本人確認書類が必要です。
- 必要書類をWEB上でアップロードする:本人確認書類等をオンラインで提出します。
- 口座開設のお知らせを受け取る:審査完了後、通知を受け取ります。スマートフォンでの本人確認(eKYC)を利用した場合は「最短即日」で口座開設が完了しますが、郵送での手続きの場合は1週間程度かかります。口座開設書類の有効期限は、申請から6か月です。
口座開設後に確認すること・取引開始までの準備
口座開設が完了した後、実際に取引を始めるまでに確認しておきたいことを整理します。
- NISA口座の申込み:総合口座とNISA口座は同時に申込みが可能です。すでに他社でNISA口座を開設している場合、その口座で保有している株式・投資信託等を松井証券のNISA口座へ移すことはできません(公式サイトに「他社のNISA口座で保有する株式等を当社のNISA口座へ移管することはできません」と明記されています)。翌年分からNISA口座を松井証券に切り替えたい場合は、まず他社へNISA口座の金融機関変更を申し込んで「勘定廃止通知書」を受け取り、その通知書と「NISA口座開設届出書」・本人確認書類をセットにして松井証券へ返送する、金融機関変更の手続きが必要です。
- 入金:取引を始めるには、まず口座への入金が必要です。松井証券には「MATSUI Bank入金」「ネットリンク入金」「らくらく振替入金」などリアルタイムで反映される入金方法が複数用意されており、いずれも手数料は無料です。銀行窓口・ATMからの振込入金も可能ですが、こちらは振込手数料が利用者負担になります(反映まで通常30〜60分程度)。
- 投資信託を積立てる場合は「投信工房」の利用を検討する:投資信託選びに自信がない場合、8つの質問に答えるだけでポートフォリオを提案してくれる「投信工房」を、利用料0円・購入時手数料0円で利用できます。提案されるモデルポートフォリオの投資信託には最大年率0.13%(税込0.15%)の信託報酬等がかかりますが、これは自分で投資信託を選んだ場合でも、選んだ商品ごとに同様の信託報酬等が発生するものです。
なお、ここで紹介した口座開設・NISA申込み・入金の流れは、2026年8月時点で松井証券の公式サイトから確認できた内容にもとづいています。手続きの詳細は変更される可能性があるため、実際に申し込む際は必ず公式サイトをご確認ください。
まとめ
松井証券は、NISA口座での売買手数料が無料であることに加え、投資信託を100円から積立できる点、ロボアドバイザー「投信工房」を無料で使って銘柄選びのサポートを受けられる点が特徴の証券会社です。一方で、26歳以上の場合は1日の取引金額が50万円を超えると段階制の手数料がかかる点など、確認しておきたい点もあります。
「個別株を中心に売買したいのか」「投資信託を使った積立をしたいのか」——自分の使い方が見えてくると、松井証券が自分に合うかどうかも判断しやすくなります。特徴・メリット・デメリットを踏まえたうえで、口座開設に進むかどうかを検討してみてください。まだ判断に迷う場合は、DMM株と松井証券、何が違う?初心者向け比較であらためて他社との違いを見比べてみるのもおすすめです。
松井証券で口座開設の手続きを始める
口座開設の流れと、開設後に必要な準備まで確認できました。実際に始めてみようと思った方は、公式サイトから申し込み手続きに進めます。
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